2025年4月27日、米テキサス州ウッドランズで開催された女子ゴルフのメジャー大会「シェブロン選手権」で、西郷真央選手（23歳）が劇的な優勝を果たしました。最終日の18番ホールでバーディーを奪い、通算7アンダーで5人によるプレーオフに突入。そのプレーオフ初戦で再びバーディーを決め、見事にメジャー初制覇を達成しました。この勝利により、西郷選手は優勝賞金120万ドル（約1億7000万円）を獲得し、日本人として初めて同大会を制した選手となりました。
プレーオフには、中国のイン・ルオニン、韓国のキム・ヒョージュ、タイのアリヤ・ジュタヌガーン、米国のリンディ・ダンカンが参加。西郷選手は、緊張の中で3フィートのバーディーパットを沈め、他の選手がバーディーを逃す中で勝利を手にしました。この5人によるプレーオフは、女子メジャー大会史上最多タイとなる大接戦でした。
試合後、西郷選手は「夢のようです。信じられません」と涙ながらに語り、優勝者の伝統である「ポピーズ・ポンド」へのジャンプも果たしました。泳ぎが得意でない彼女は、水中で一瞬溺れそうになったものの、チームメンバーと共に喜びを分かち合いました。
西郷真央（さいごう まお）プロフィール
西郷真央（さいごう まお）選手は、2001年10月8日生まれ、千葉県出身のプロゴルファーです。幼少期からゴルフに親しみ、ジュニア時代から数々の大会で好成績を収めてきました。2020年にプロテストに合格し、プロゴルファーとしてのキャリアをスタート。以降、国内ツアーで着実に実績を積み重ね、2025年には海外メジャーでの初優勝を達成しました。
彼女のプレースタイルは、安定したショットと冷静な判断力が特徴で、特にプレッシャーのかかる場面での強さが際立っています。また、明るく前向きな性格で、多くのファンから愛されています。
今後の活躍がますます期待される西郷真央選手。彼女のさらなる飛躍に注目です。
