ドジャースの大谷翔平投手が7日、敵地でのナショナルズ戦に「1番・指名打者」で出場。4号2ランを含む4打数3安打2打点の活躍。チームは4-6で敗戦。今季初の連敗を喫し、10勝目はお預け。
初回先頭の第1打席は痛烈な打球を放ち、二塁手を強襲する内野安打。3試合10打席ぶりの安打を記録し、開幕からの連続試合出塁を「12」とした。2点を追う3回2死一塁での第2打席、3球目の直球を完璧に捉えると、飛距離378フィート(約115.2メートル)、打球初速101.9マイル(164キロ)の一時同点弾に。
第3打席は右中間フェンスを直撃する、今季初の三塁打。
飛距離は約120メートルだったが、惜しくもスタンドには届かなかった。
サイクル安打が期待された8回の第4打席は見逃し三振に倒れた。9回の第5打席を四球を選んだ。
【用語解説】サイクル安打とは?
サイクル安打とは、1試合の中で1人の打者が「単打」「二塁打」「三塁打」「本塁打」の4種類の安打すべてを記録することを指します。野球の中でも特に達成が難しい記録で、特に三塁打の難易度が高いため、狙ってできるものではありません。
メジャーリーグでは年間数件あるかどうかの珍しい記録で、日本人選手としては2019年6月、大谷翔平が初めて達成し、大きな話題となりました。今回の試合ではその再現まであと単打1本というところまで迫りましたが、わずかに届かず。とはいえ、複数長打を含む3安打は素晴らしいパフォーマンスであり、次回への期待は高まるばかりです。